トピックス アーカイブ 2016年

2016年

12月

27日

2016年を振り返り

 今年もあと残すこと僅かとなりました。お蔭様で耀画廊は「冬物語」展を今年度最終展示とし、

来る2017年を粛々と迎えることができ、感謝申し上げます。

 さてこの一年を振り返りますと、下記の3つの出来事が強く記憶に残っております。
 
1. 耀画廊移転一周年記念の祝賀会(2回に亘って)
  前半(9月3日):画廊主の畏友であり、当画廊の若手作家の助言者・赤羽カオル氏(二紀会審査委員)を中心に意見交換。
  後半(10月1日): 荒井経氏(東京藝術大学大学院准教授)の門下生を中心とし、
  作家(既に活躍)及び大学生達が旧交を温めた。 
2. 東京新聞(2016.11.21.)に耀画廊の記事が掲載されました
  「ホッとする」アート展(パトロン・プロジェクト代表菊池麻衣子 企画)を
  ‘若手7作家の作品展示・支援と交流も’‘ホッと1枚の出会い・水彩画などで心温かく’の副タイトルで掲載されました。
  お蔭様で多くの美術愛好者が耀画廊を訪れて下さいました。
3. 荒井経先生(東京藝術大学院准教授 耀画廊主要取扱い作家・若手作家への助言者)
  第28回倫雅美術奨励賞を受賞されました。おめでとうございます。
  ‘倫雅美術奨励賞’は、優れた新進気鋭の美術評論家・美術史研究家に贈られる権威ある賞であり、
  先生のご著書「日本画と材料―近代に創られた―」が高く評価せたことであります。耀画廊にとっても誠に慶事であります。
 
   ―人去って冬至の夕日木に煙り―  (桂信子)
 
  来年も今年同様に 宜しくお願い申し上げます。 
                    耀画廊主 富田光明

 

2016年

7月

20日

耀画廊移転一周年記念特別展

 お蔭様で今年の九月で、耀画廊は移転(九段から三番町に)後一年が経つことになります。

この移転を祝う展示といたしまして、9月前半(9月3日~14日)・10月前半(10月1日~12日)の二期に分け、

<耀画廊移転一周年記念特別展>を開催いたします。

 9月展は、赤羽カオル先生(二紀会の審査委員)を中心に、中堅作家7名による作品展示であり、

10月展は、荒井経先生(東京藝術大学大学院准教授)を中心に、

門下生7名(文氏・宋氏・吉良氏・新谷氏・久下氏・向井氏・松原氏)による作品展示となります。

 今回の<耀画廊移転一周年記念特別展>に出品して下さる赤羽カオル先生及び荒井経先生ご両人には、

いまでも耀画廊での主要取り扱い作家とし、かつ若手作家の助言者としてもお願いをしております。

 この助言者お二人の参加により、若い作家には計り知れないプレッシャーであるでしょうが、

この機会が良い刺激となり、将来の財産となって頂きたいと願います。

展示室内では先輩後輩の分け隔てがありませんので、芸術家としての火花を散らすことでしょう。

今から楽しみでございます。

 どうぞ芸術愛好家に皆様のご来廊をお待ち申し上げております。

                    * 

 

< 耀画廊移転一周年記念特別展の会期時期及び出品作家 >

前期展示: 9月3日(土)~14日(水) 休廊日:9月5日(月)12日(月)

赤羽カオル先生 大沢拓也氏・泉東臣氏・並木秀俊氏・北澤龍氏・山田雄貴氏・伊東春香氏・茅根賢二氏

                   ・

後期展示: 10月1日(土)~12日(水)

        休廊日:10月3日(月)11日(火)<10日(月)の振替>

荒井経先生   文眞英氏・宋知恩氏・吉良善恵氏・新谷有紀氏・久下有貴氏・向井大祐氏・松原亜実氏

 

2016年

6月

21日

大沢拓也氏の作品がグランド・プリンス新高輪ホテルに展示されています

[departure]1430×4880mm

 現代日本画作家・大沢拓也氏の作品(1430×4880mm)が

グランド・プリンス新高輪ホテルのフロント・デスクの背後に、堂々と今月上旬から飾られ、展示されております。

展示以降多くの外国人宿泊者の目を楽しませております。(コンシェルジェさんの話より)

 

 大沢氏は皆様もご存知のように、耀画廊のシンボル的存在の椅子(日本画家ではあるが、

支持体が絹本・紙本ではなく、彼独自の技法を駆使し、ステンレスの表面に水模様の文様を

描いた彼の自信作であり、耀画廊の誇れる逸品)の作家です。

 私は早速本物を観に、昨日新高輪ホテルに行きました。人を出迎え、柔らかく包み込む

ホテルのロビーの照明に、突如浮彫りされ、映し出された作品と出会ったその瞬間、

我が体内を奔り抜けた戦慄の感覚は、一夜明けても消えません。是非とも彼の傑作を味わって下さい。

 

 作品名は‘departure’ です。人々の出会い・別れの広場にぴったりの題名です。

水面に広がる静かな我が‘刻’の一滴が生み出す波紋を愛しむ往来人には、日本で手に入れた無形の贈り物となることでしょう。

この作品の画像等詳細についてもっと知りたい方は、www.osawamas.comにアクセスして下さいませ。

 

 尚 耀画廊では来る2016年9月・10月に<耀画廊移転一周年特別記念展>を開催いたします。

前期9月展での<耀画廊移転一周年特別記念展>には、大沢氏が作品を出品して下さることになって

おりますので、どうぞご期待くださいませ。

 

                  2016.6.21. 耀画廊  富田光明

2016年

1月

04日

新春のご挨拶

— あけましておめでとうございます —

 

 皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えなされたことと

拝察いたしております。

私もお蔭様で新春を迎えることができました。

今年も昨年の挨拶にありました高浜虚子の句“去年今年貫く棒の如きもの”と、

心情はなんら変わりがありません。

また若き作家達の手助けになろうとの信条も変わりありません。

今年も宜しくお願いいたします。

 

 さて今年は移転(九段から三番町に)一周年となりますので、

耀画廊では特別記念展を企画したいと考えております。

開催時期は今年の秋と考えております。

詳細につきましては、ホームページで後日お知らせいたします。

 

 尚 耀画廊では常設展を兼ねて、新春を寿ぐ意味での

<頌春展>(1月5日~14日)を開催いたします。

来る2月の<えにし展>とは一味違う頌春の展示でありますので、

靖国神社参拝後お気軽にご来廊くださり、

今年最初の芸術との出会いを楽しんで頂ければ幸いと存じます。

 

当画廊では、迎春を喜び入口に飾られた大小の凧と共に、

下記の句が皆様を快くお迎えいたしております。

ご来廊をお待ち申しております。

 

—かの童まだ遠凧につながれる— 林翔

 

                      2016.1.1.

                      東京九段 耀画廊  富田光明