2022年に向けて2021年を振り返る

2021年には1年遅れの第二回東京オリンピックが開催されました。

世界はコロナ禍で恐怖に慄きながらも、己に与えられた責務を黙々と果たそうと努力してきました。

確かに世論によると賛否両論がありましたが、

開催までの参加選手及び関係者の計り知れない時間と精神力の維持を鑑みると、

この開催は日本の英断によるものであり、今後日本及び世界の人々に、

勇気と自信を与えてくれるものでしょう。

この一年間の展示を振り返ると、2021年1月の展示『繋いだ心 知恩と善恵』は

東京藝術大学大学院時代の恩師・荒井経先生の賛助作品も展示され、

師と弟子たちの絆を感じさせる展示を皮切りに、

一年間で25展示がありました。これらの展示のなかで特色のある記憶に残っているものは、

次の3展示だろうか?・・5月『このまの会』は和紙についての実験的作品展示、

6月『カルテット』は日本画家、陶器作家、木工作家達のコラボ展、

9月『耀の会』(耀画廊作品取り扱い作家19名に「朝」という題に基づいて作品制作依頼)は

実力作家が一堂に会した見応えのある展示でした。

さて2022年は東京九段耀画廊創設10周年です。

2012年9月靖国神社南門の九段南で当画廊が産声を上げ、今日に至りました。

これも一重に出品作家・関係者皆様のご理解ご協力の賜物であり感謝申し上げます。

この10周年にあたり2022年1月からは耀画廊を耀美術に改名し、

これから一層社会に役立つことを願っております。

 

               2022年1月末日 耀美術代表 富田光明