12月作家展

〈コ・コ・ニ・2人・ア・リ〉

2013年12月3日(火)~12月24日(火)

11:00〜18:30 (最終日:前半 12日、 後半 24日 ~17:00)  

※休廊日:9日(月)、16日(月)

「文眞英 —触覚による対話」

2013年12月3日(火)~12月12日(木)

作家在廊日:4(水)、6(金)pm、7(土)、11(水)


文眞英

「黄色の触覚」 300×300mm


「宋知恩 —A Pandora’s Box」

2013年12月14日(土)~12月24日(火)

作家在廊日:14(土)、15(日)、18(水)、21(土)、22(日)、24(火) pm


宋知恩

「The Uniform」910×652mm


● 東京芸大、韓国人、若手、女性…幾つもの共通点を持つ二人が、それぞれ違った生きのよい個性を発信しています。色彩と触覚からオプチカルな瞑想の世界を描く文眞英。砂壁のような素地の上に透明感のあるカリカチュアを描く宋知恩。とかく技巧の評価に流れがちな日本で、表現と技巧のバランスから生み出される二つの個展が発信するものを多くの方々に感じていただければと思います。 

(東京芸術大学保存修復日本画准教授 荒井 経)

● 文眞英、宋知恩、共に佐藤美術館の奨学生です。当館の奨学金は芸術的潜在力への期待なのです。そして私たちはその開花を待ちます。できるだけ間近で、時には積極的に関わりを持ちながら…。文の表現は、単なる素材や手段とは違う「色彩」の新しい可能性の提示です。宋の描写と特別な絵肌から放たれるクリティカルな表現は見る者の心を突くでしょう。思うに二人の開花は目前なのです。

(佐藤美術館学芸部長 立島 惠)